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透過
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作詞 亮 |
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どこかへ消えたくなる衝動 情緒は胸の中にある
追憶の果てに見た景色 テレビのノイズのように瞬く
赤い瞳をした少女 抱擁に胸を躍らせる
彼女は涙を目に溜めて あの星をずっと睨んでる
気づいたら僕は この大地で孤独だった
いつの日か夢見た現実は 幻となって透過していく
透き通る世界の中で 眩い情熱は溶けた
声を聞かせて ねぇ 一言だけでもいいから
殻に閉じこもったまま 瞳を伏せずに
雲と共に降り立つ焦燥 状況は何も変わらない
埋葬した想いを乗せて 枯れ果てた花は薄れゆく
赤い羽根をした蝶々 文様は不快に歪む
彼女はまるで眠り姫 あの場所でずっと微笑んでる
怯えてる僕は 螺旋から逃げ出していた
どこまでも霞むモノクローム 繊細な姿で透過していく
澄み渡る世界の中で 得難い終幕は閉じた
耳を澄ませて ねぇ 一瞬だけでもいいから
扉 閉じきったまま 光を受けずに
赤い瞳をした少女 抱擁に胸を躍らせる
彼女は涙を目に溜めて あの星をずっと睨んでる
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