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狩人と兎
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作詞 アウトレット |
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白い兎 目の色に足を染めた
そう誰かの仕掛けた罠に落ちた
ふと誰かが 目の前を横切った
帽子の影に隠れて顔は見えない
優しい瞳だった その帽子から覗いた両目は
安堵した心がたやすく兎を信じ込ませた
助かると思い込んで ふと両目を閉じれば
容赦なく斧を振りかぶる一人の狩人
白い兎 笑い顔で泣いていた
壊れかけた心を抱き締めてた
震える声 震える体を必死に
止めようと己の傷を舐めた
なぜか冷たくて 痛みを感じない ここは何処なんだ
目に映るのは赤く 赤く染まった一羽の兎
両耳を掴まれて 動くことがない兎
もう二度と戻れない森を見てた
信じたことが愚かだったのか
罠にかかったことが悪いのか
兎は無いはずの目で泣いた・・・
生きる為に殺された 死ぬ為に生きていたのか
摂理という屁理屈で 片付けられたくない
無常すぎる「あの世」に唾を吐いた
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