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偽-itsuwari-
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作詞 楠木葵 |
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人間なんて悲しいもので いつかは 君と歩いた
歩道さえ 色を失くして いくんだろう
本当に伝えたい 気持ちに気づけなかった 弱い僕等
偽りの気持ちさえ 君に伝わらず 散ってゆく
この世に光と闇があるならば 僕は 闇に
堕ちていたんだ
君と一緒にいるときさえ 影が心を掠める
いつだって 君は 僕を待っていてくれたのに
愛という厳しさは 僕らを縛りつけ 消えてゆく
孤独しか写らない 君の不安なんか 見たくなかった
愛情という オブラートに包んで 偽った
君は 形あるものはいつか壊れる って言ったけど
不器用な僕らの恋は ちゃんと形になっていた?
この世に嘘と真があるならば 僕は 嘘に
溺れていたんだ
君を愛しいと想う気持ちさえ 心の隅で 色を失う
いつからだろう 向き合うことを 恐れ始めたのは
偽りという名の優しさは 鈍い痛みに 変化する
「君が好き」そう言った言葉さえ 君には 嘘に
聞こえたの?
少なくとも 灰色だった世界に 君は色をくれたんだ
偽りなんかじゃないよ
2人で歩いた 道は 確かに在るから
小さな光さえも 君を照らしていた
この世に黒と白があるならば 僕は あえて
黒になろう
君の小さな輝きが 偽りとならぬように
君という名の優しさを 受け止められる僕になろう
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