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INNOCENT SNIPER
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作詞 アウトレット |
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照準を合わし 引き金を引いた
破裂音に合わせ 人が死んだ
ただそれだけのことでスコープの中の景色は
さながら雨にあったアリの行列
依頼されたから 仕事をこなした
報酬ももらったし ギブ&テイク
これが現代社会の仕組みってやつだろ?なぁ
でも夜中のニュースじゃボクは悪者扱いかよ
ノーベル賞をとった人はヒーロー扱いされてる
仕事が違うだけの同じニンゲン なのに何故?
あいつは依頼者から大切な人を奪ったやつなのに
ニュースが「許さない」としつこく叱るのはいつもボク
ヒーローはどちらかと言うと ボクだ!
一人の少女が花を差し出した
街を歩いたボクを呼び止めた
少女が言うにはボクが寂しそうに見えたんだと
断る理由もなく綺麗な花は部屋に飾った
今日も依頼だ 闇に隠れて
スコープを覗き 標的を見た
見ればいつか花を持って来てくれたあの子
引き金は脳裏の揺れる花に引き戻された
あの花が似合う人に悪い奴なんているの?
戸惑いを感じるボクは 闇を抜け出した
「悪い人」は依頼者のあいつ そして今までのボクも
でも標的はいつも悪い人だった
誰が悪人で誰が善人か もうボクには分からない
苦悩に滲むボクの視界に
うっすら見えたのは 一丁の拳銃
標的はあの子 凶器と少女を
結ぶ線の上にボクは立った・・・
テレビに流れるはヒーローのニュース
一人の少女を守ったあるオトコ
誰もいない部屋で一輪の花が静かに揺れた
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