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続・名もなき猫
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作詞 詩人 |
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いつものような悲しい泣き声は
裏通りには響いていなかった
そう、その猫にはもう名前がある・・・
悲しさであふれていた箱の中は
優しさと愛情であふれていた
そう、その猫にもう望むことはない・・・
ああ神様
あんたに望むことなんてないさ
俺をこんなに幸せな気分にしてくれたんだしな
大雨が降る裏通り
しかしいつものように来客は現れる
うまそうなパンを持った紳士は
いつものようにひとかけら猫にやる
そう、猫にはもう話し相手もいる・・・
ああ神様
あんたに望むことなんてないさ
俺にはこんなすばらしいパートナーがいる
それもこれもお前のおかげだぜ
その猫は昨日までのことを
昔のことを語るように思い出す
あの紳士の枕元で・・・・
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