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被写体
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作詞 ハンターの王 |
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僕は被写体
そのカメラのような瞳で嘗め上げて写し撮られる
芯の芯まであなたに浸かって
ふやけた指先が漬け物のようになる
数を数えてネガへと押し込める
仕草はポジへと反射していく
僕が被写体
そのレンズのような瞳で嘗め上げて写し撮られる
奥の奥まであなたで染まって
沁みついた匂いが香水のようになる
巻かれるフィルムの音に光を見つけた
現像されれば僕はそこにいる
冷えた波は胸まで押し寄せ
細胞すべてをあまつさえ蝕んで
上から下まであなたになりたい
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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