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作詞 その5 |
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あらかじめ決められた規定で
僕は水をすくうしかない
せいぜい一回200mlで
小さい小さい器なんだ
後何度君の心に行き来したら
全てをすくってやれるんだろう
どれだけくんでやれるんだろう
まだ小さい器の時は
少しずつしか君を知れない
それでもよかった
でも今は怖くなってきた
君は僕に500を渡した
人知れず君をすくいつづけた
それしか知らないかのよう
そして今更気忘れてしまった
僕はどこに水を入れた?
いくら君をすくってあげたって
入れ物をどこかに忘れてしまった
もう全てが流れ始めてた
入れ物を探そうとした
同時に君は溢れ出した
それでもよかった
もう僕には救えなかった
溢れる君を見るしかなかった
救ってやるフリをして
全てをどこかに捨ててきた
自分の入れ物に入れるのを
何より一番恐れてた
だって僕の入れ物は100mlだから
君を救ってあげるには
全てを捨てる勇気がいた
けれども僕には
溢れる流れ止められずに
君を受け止められなかったよ
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