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言霊
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| 作詞 向。 |
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鏡の中のあたし
冴えないフツーの高校生
あなたにつりあう筈なんてない
何を誰を基準にフツーなんていうのかわからないケド
人より劣っているトコロしか見えなくて
コンプレックスの塊みたいなあたし
瞳だって大きくない
鼻だって高くない
背だって低い
痩せてもいない
キレイな声をしているわけでもないし
風のように颯爽と走れるわけでもない
花のように凛としているわけでもなければ
空のように広く
海のように深いココロを持っているわけでもない
あたし以外の誰かになれたら…
そう思うケド
きっとそんな自分を受け入れることさえできないだろう
ほんとうは臆病で
情けないくらいカッコ悪くて
とても脆いのに強がりで
クールな自分を演じてしまう
そんなあたしもあなたの前では
弱い自分でいられるの
ありのままの自分で
あたしにないもの全部
優しさとか労りとか強さとか
大きな瞳も
通った鼻筋も
高い背も
華奢な体も
キレイな声も
風のように走る姿も
花のように凛としている背中も
空のように広く
海のように深いココロも
あたしの憧れ
あなたになれたら…
ダケド何処まで行っても
あたしはずっとあたしのままで
あなたにはなれない
あたしがあなたをスキな理由
それはあたしにないモノを持っているから
あなたがあたしをスキと云ってくれる理由
わからないケド
もしもあたしが
あなたにないモノを持っているのだとすれば
それだけで…
言葉には霊が宿る
だからあたしは伝え続ける
スキだと。
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