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我今夜君ヲ待ツ
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作詞 CHIKI |
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誰よりも近く 何よりも強く感じていてのに―――
毎夜のように瞼の裏をよぎる冷たい陰
想い出の中でだけ 儚く 煌めく
砕けていったひと欠片のように
嗚呼今夜もまた忘れてゆく
大切にしまう幼い頃の宝物は
錆付いた心の隙間に滑り落ちた
あなんに愛しかったのに その日の涙も何処かへ消えたわ
もう何一つ失う事もない 大事なモノなど残っては いない
愛しくて抱きしめて眠ったあの夜も
キオクの何処かで薄れ行くの
「愛しい」あの日告げずに走り去った
「ねえ…」ただ一度振り返れば何か違ったかしら?
誰より近かった でも今はもう温もりも感じない
毎夜のように現れてと願う冷たい影
夢の中でさえ触れることも ない
つたう雫だけが 温もり
消えることのない 温もり
癒えることもない 痛み
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