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時間旅行
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作詞 スカイハイ |
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自転車で見慣れた町並みをこぎ進んでいると ふと気づいたことが
ああこの違和感はなんだろう 急に見晴らしがよくなっているんだよ
小さい頃よく遊んだ あの公園の前に来たときに
僕が大人になったからなのか あの時見えなかったものが見える
かくれんぼしたあの宇宙船から二人で眺めた星空
入り口が狭くてもう入れないけれど 自転車を降りて駆け寄った
中を覗いてみると 昔の僕らの幻がそこにはいた
ふと後ろをみると 乗り捨てたはずの自転車はなく 僕自身が幻に変わっていた
そんなことが不思議と気にならずに 僕はその世界に溶け込んだ
星が瞬くその間に僕らは大人になってしまった
あのとき二人でした約束を今でも君は覚えているのだろうか
僕は今日まで忘れていたよ 日常に追われすぎていて
きっと君も忘れているだろう
君もいつかここに来て 僕らの幻を見つけたら
僕と同じことを思うだろうな
幻になった僕があの宇宙船から見上げた星空は あのときと同じ輝きをしていた
僕も純粋な心を取り戻した気分だ
いやこれは取り戻したんじゃなくて 思い出しているだけかもしれない
日常に押しつぶされた僕の心が僕をここに導いたのかもしれない
毎日見ていたはずの約束の場所 壊されないで残っている宇宙船 いつか再び君に廻りあう為の
その日が来るまで僕はかくれんぼをひとりでしているよ
宇宙船の中にたった一人で 幻となった僕に見えているのはあのときの星空だけ
10年ぶりにこの町に帰ってきた 私の生まれた町に
久しぶりに歩いてみようかな あの場所は変わってないかな
一歩一歩進んでいくと私の10年前の記憶が蘇ってくる
ああ あの場所が残っている 心の淀みがすっと消えていくのを私は感じた
そこで見つけた 横たわっておいてある見慣れた自転車 誰もいない公園に
何かに導かれたように 私は狭くなった宇宙船の入り口の前に来て中を覗いてみた
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