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作詞 一就 |
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ふと手を止めて考えたりする
何にもすることがないままな毎日
ただ時間だけが流れていく
少し背伸びして部屋を出た
まだ暑いと団扇片手に持って
冷蔵庫の奥にあるジュースを飲む
喉が潤ったから何かしよう
ふと父が僕の目の前を横切った
「背が縮んだかい?」僕は言う
「お前が伸びたんだろう」父は笑う
僕の瞳に映る父の白髪
この時が永遠に止まればいい
悲しみたくない 傷つきたくない
いずれ人は天国へと歩いていくけど
そんな現実は受け止めたくない
「それはただのワガママだ」
ひどい雨の日に傘を忘れて
母に迎えに来てもらった
夜の雨の街を無言の時が流れる
ふと横を見れば感じる身長差
「昔が懐かしいね」僕は言う
「今は今で楽しい」母は言う
僕の瞳に映る母の白髪
この時が永遠に止まればいい
悲しみたくない もう 失いたくない
いずれ別れるときが来ると知っていても
そんな現実は受け止めたくない
「それはただの意地っ張りだ」
家に着けば一息
温かいこの居場所
二度と失いたくない
記憶から消したくない
父のジョーク 母の微笑
妹のお話 弟ははしゃぐ
そんな家庭に囲まれた
これを誇りに思わず何と思う…?
この時が永遠に止まればいい
悲しみたくない 壊したくない
いずれ会えなくなることもあるのだろう
そんな現実は受け止められない
この時は永遠に流れ続けるから
今もいつでも僕らの胸に
大事なのは形じゃなく心に残る物
そんな思い出を持っていたい
「大丈夫僕らは一つだから」
「明日を笑顔で受け止めよう」
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