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紅い死神
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作詞 黒羽瑠美亜 |
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血の色した薔薇の花弁
ワインでも注ぐかの様に
僕の頭の上に振り掛けた
むせ返る程の香りが漂って・・
目の前で微笑む君の顔は
冬の雪の様に透き通り、
死者の骨の様に蒼白で・・
細い掌に握られしは
魂を切り裂く鉄の斧
永い眠りから醒めた
君は紅い死神・・・
闇の色した纏っている装束
まるでこの世の果てを見る様な
恐怖に怯えている僕を
優しく手招きしている・・・
目の前で微笑む君の瞳は
湖の底よりも深くて
屍の体のように冷たくて・・・
細い脚の下に広がりしは
鮮やかな紅の血溜まり
漆黒の冥界からの使者
君は紅い死神・・・
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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