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―\僕の幸せ―\
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作詞 梓沙 |
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君が泣いてる
僕に問いかけてくる
何?聞こえないよ?
君は泣きながら必死に問いかけてくる
僕には何も聞こえない
僕の世界から“音”が消えてしまった
何も聞こえない
ただ、唯一聞こえるのは
僕の心臓の鼓動
僕が生きていることをしっかりと伝えてくる
みんな楽しそうにおしゃべりしてる
僕はみんなの会話のやりとりを見てるだけ
そのうちだんだんと一人になっていく
何で僕だけ?
何故僕がこんな目にあわなきゃいけなかったの?
前の自分に戻りたい
でもそんな願いは叶わない
一生このままなんだ
そう思うと涙が止まらなかった
ぼくはいつも泣いていた
そんな僕の心の支えは
そう、君だった
「僕、君のことが好きなんだよ」
そう言うことさえできない
病室で言葉を紙に書いて会話をしていたとき
君がいきなり
“好き”って紙に書きだした
うれしくてうれしくてたまらなかった
君に好きって言ってもらえるのが
こんなにもうれしいとは思わなかった
やっと僕にも生きる希望が見つかった
それは、“君に愛されること”だった
好きって言ってもらうだけでもいい
抱きしめてもらうだけでもいい
手を握ってくれるだけでもいい
とにかく君を感じていたかった
それだけでとても幸せだった
紙なんかじゃなくて
僕の口から僕の声で
君に“好き”って言えたら
どんなにいいだろう
僕が泣いていたら
君はそっと抱きしめてくれた
思わず声が出るんじゃないだろうかと思うほど泣いた
泣きつかれて僕が眠っている間も
君はずっと僕の傍にいてくれた
とても幸せだった
君が傍にいてくれたら
どんなことも楽しくなる
僕の幸せは「君」だった
君が僕のすべてだった
君に一言“好き”って言えたら
どんなに幸せだろうな・・・
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