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面影(まぼろし)
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作詞 灯心香 |
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蒼い空から星が流れる
願いをその身に抱き輝焼(かがや)き放つ・・・
闇を照らし凪いでく穏やかな光
生まれては消えゆく儚き雫
僕が見上げているその裏の
君が見下ろしている世界の空へ
君はどうして隣にいないの
君と見たかった空 こんなにも遠い
なぜ君は今あの空の向こう
ただ笑っているだけの面影(まぼろし)なんだろう・・・
確かに感じていた温もりと痛み
君が生きていることが嬉しかったの
君と見たいもの 君に見せたいもの
うち明けられないまま僕は今孤独(ひとり)
僕はどうして生きているのか
君のいない世界には生きたくはないのに
胸に息づく君の面影(まぼろし)が
壊れそうな心を生かしてくれている
君の優しさにさえ気づけなかった
君の笑顔を壊したのは他でもない君だった
そんな君を責めた 痛みに気づけなかった僕の愚かさ呪って
今言葉さえ この手も届かない場所に
いる君がせめて泣いていないように
僕の想いだけ空の光に乗せ
届けと願っている地上の影法師
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