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生きる意味
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作詞 ●紫陽● |
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生み落ちてから20年とちょっと
変わらぬ空の下歩いています。
私は ただただ漂います。
何も映さないこの瞳と
何も持たないこの右手と
何も知らないこの頭を
憎みながら
16才で夢を見ました。
20才で忘れてしまいました。
18才で最愛と呼んだ人と会いました。
1年6ヶ月で想いは掠れました。
小さく嘘をつきました。
「まだまだこれから光れるさ。」
煙草の煙が私を睨んで言いました。
「貴方は何故生きようとするの?」
答えられずにうつむきました。
生み落ちてから20年とちょっと
暗がりの海を泳いでいます。
灯台の光があれば 楽なのに。
熱を持たない意思と
生きているだけの体と
底をついた希望に
苛立ちながら
生きている意味を探しています。
幼い私に睨まれながら。
生きている意味を探しています。
安楽な死を望みながら。
生きている意味を探しています。
20年とちょっと。
愛なんて優しい言葉じゃなく
正しいなんて漠然とした言葉じゃなく
揺るがない何かを。
明日は来る。
私を置いて。
夜が明けないといい。
思考が止まるといい。
迷いながら、不安定な私達が
明日、笑えるといい。
見つからないなら、
せめて楽しみながら 探そうか。
じゃなきゃあ、壊れちゃうでしょう?
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