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天秤
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作詞 TAUC |
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迷い無く戸惑うことなく生きる猛獣の王でも
愛しい誰かがいるだろう きっとそうさ
初めから愛してもらえなかった命など無い
軽く見ていたあの人の存在を
目が眩んでいたんだ
そんな言い訳を世界に通そうなどできる筈が無くて
苦しんでいると誰にも言えなくて
慌てて出した言葉も無意味な現実と消えた
今更気付いたって遅いさ 18世紀の王でさえも
愛しいヒトの死など決して望まない
さっきまで温もりを帯びた手が僕を殺すように
ゆっくりと冷えていった
涙で前が見えないんだ
歪む世界に溶ける君の姿を必死に映そうとして
止まることなく落ちる涙を拭って
映した現実も僕の心を突き刺したんだ
何故気付かなかった?
何故気付けなかった?
そんなの解りきっていた あぁ・・・
今更遅いんだ
何考えてんだ
こんなに悲しいなんて あぁ・・・
思うはずもなかった
君の存在が近すぎた
何時も側で微笑むあなたが当たり前だと決めつけた
そういう大きな間違いですら気付けない
自分を殺したいほどに僕を恨むよ
何故こんなにもヒトを愛しく思えるのだろう
思うのだろう
今更考えたってすでに命は消えていた
この世界ではもう息すらしていないのだから
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