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ホント・・・ゴメン
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作詞 陸双 |
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いつも
僕は犬(チロ)の散歩をしている
でも今日の散歩はちょっと違った
なぜなら
さっき親にこのチロを捨てて来い
っと言われたのだ
僕は体中から涙がでそうだった
チロはまだ気づいていない思う
今から捨てられるなんて・・・誰が気づくだろうか
僕は川原に着くとカバンの中から
フリスビーを取り出した
これを投げ
チロが取りに行ってる間に
この場を立ち去ろうと
そう思っているのだ
僕は決心し
フリスビーを投げた
このフリスビーは大きな透き通った海のような空を
華麗に飛んだ
でも
チロは動こうとしなかった
いつもなら喜んで取りに行くはずなのに
チロはフリスビーを見ずに
僕を見ていた
・・・・・
チロにはわかっていたのかもしれない
今から自分がどうなるかを
わかっていてここまで知らないふりを
していたのかもしれない
そのビー玉のようなクルクルした目で
僕を今もずっと見つめている
僕は我慢の限界に達した
チロにゴメン、ゴメンと何回も言った
目から涙を流し
声がかれるくらいゴメンと言い
夕日が沈みそうになるくらい
僕とチロは抱き合っていた
ゴメン、チロ・・・
僕は絶対チロを捨てるなんてもう思わない
親になんと言われようが
僕はチロと一緒に過していくんだ!
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