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紅雪の泪
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作詞 溯乃 |
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雪の降る夜に足を踏みだせば
白き御霊の如く夜明けが光りだす
木々は微笑んで風は語り合い
森の調べが今遠く響きだす
闇夜に光る館の
窓を見下ろす幾人の影
アリアにのせて踊りだす
血の泪がその頬を伝いても
満月の夜に空を見上げれば
遠いあの日の事が脳裏を巡り行く
海はひたすらに雲は行くままに
世界の時が終わりを告げている
月明かり冴える館
時計の鐘が幾千響く
アリアは終わり止まり行く
その瞳に哀しみを抱きつつ
闇夜に光る館の
窓を見下ろす幾人の影
アリアにのせて踊りだす
血の泪がその頬を伝いても
月明かり冴える館
時計の鐘が幾千響く
アリアは終わり止まり行く
その瞳に哀しみを抱きつつ
朝陽の当たる館
白く鳥が飛び幾千の声
アリアの調べ鳴り響く
誰も居ない筈の館の中で
今夜も雪は降り館には迷い人
館の夜は今日もアリアと更けていく
翌晩はまた一つ影が増えている―\
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