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--虹--
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作詞 栖燐 |
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冷たい雨 光を通さない雲
誰も知らない路地で泣いている妖精
その涙はまるで輝く星のようで
僕はその妖精に『輝星』と名づけたんだ
照りつける太陽 透き通る青い空
人ごみの中にまぎれて作り笑いしている君
やけに高い笑い声はまるで天罰を与える悪のようで
僕はそんな君を見るのが怖かったんだ
輝星と君 太陽と雲
存在も生きている証も全て同じなはずなのに
どうしてつらい思いをしなければいけないんだろう?
いつになれば世界は輝星と君の本当の笑顔を見せてくれるのだろう?
生きるのに疲れ 笑う事を忘れ
泣く事を覚え 怒る事を知らない
野原に咲く花はこんなに美しいのに
汚れた世の中でまよい続け
いつの日か力つきてしまう命
その中で本当の笑顔は何回現れるのだろう?
命を捨て 笑みを捨て
涙を捨て 怒りを捨て
ただの置物のようになった輝星と君は
いつか どこかに忘れたシアワセをまた見つけだせるだろうか?
雨上がりの空 七色に輝く虹
人々を魅了させるその姿はまるで
本当の輝く星になった輝星と空の向こうで本当の笑みをうかべている君にそっくりだったんだ。
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