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深海
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作詞 磐菜 |
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私は深い海の中にいる
人魚でもないのに
息が出来ない 苦しい 苦しい
聞こえてくるのは
魚たちからの罵声やからかい
私は屈辱を受けるためにここにいるんじゃない
希望を持って潜水艦を使って潜ったんだ
安全だと思っていた潜水艦が壊れてしまった
作り直そうとした
でも部品なんて存在しなかった
諦めるしかないのか
このまま息絶えて何かの物語の主人公のように泡となって消えてしまうのか
生涯の笑われ者に成り下がってしまうのか
嫌だ。何のためにここに来たのかをもう一度思い出せ
夢を、希望を、将来を叶える為に潜ったんだ
まだこの「絶望」から出る方法はある筈だ
考えろ お前の脳は何のためにあるのだ 飾りではないだろう
その時に一筋の光が見えた
頭の中で声がする
「この光の道をつたって行きなさい」
私はその声に従った自分を守る為に 希望を取り戻すために
光の道を進むと扉のようなものが目の前に立っていた
私は一瞬おびえてしまう
また声がする「進みなさい」と
勇気を持って扉を開けた
光が広がった
そこで私が見たのは、多くの輝きや綺麗な色であふれている
まさに「楽園」そこにいたのは私の大切なモノ
そうだ、幸せはこんなに自分の身近にあるんだ
私はこのままでいいんだ
そう思うと涙があふれてきた
ありがとう気づかせてくれて
もう、暗い海の底、周りの魚なんて見ない。気にしない
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