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戦争
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作詞 月島 凛音 |
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青すぎる空の下 その場所で響き渡る銃声
躊躇いもなく引き金を引いた俺は きっと笑ってる
何の罪も無い彼らが死んで行く 初めから分かってた
一つの命が眼前で消えようとも 救うことは出来無い
戦いに無用な思いは重荷にしかならない
それでも捨てられない 感情をなくした人はただの人形
幾重にも巻かれた包帯の下で疼き絶えることない 痛み
正気を保つように愛しい君の名をひたすら呼んでいた
崩れいく身体を抱き止めることもできず 命散らした君
事実を拒むまで幼くない けど受け入れられるまで大人じゃない
いつまでも穢れない眼差しが愛おしくてならなかった
勝利を告げるその声は二度と届かない
今まで意識したことなかったのに 気になったら止まらない
気づかないままだったら良かった? もうわからない・・・
殺されたのと殺したのと感じる痛みはどちらが大きいかなんて
人々の死を踏み越えて 未来の為に穢れた両手
その手で一体何が掴めた? 一体何が残った?
大勢を傷つけてまで手に入れた仮初めの「平和」か?
生き残った僕らの心の傷か? この手についた消えない赤か?
俺は罪を償っていく 未来への犠牲になった者達へ
真の英雄なんてどこにもいない 俺たちはただの人殺し
血で穢れた両手は英雄を語るには汚れすぎた
いつしか死臭は消え感じるは陽の香
終焉を告げる歓声を聞いた あの日は遠く昔
新時代を迎えた世界に 君はいないけど
多くの命が奪われたこの場所に 小さな命が生まれゆく
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