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血のような赤い瞳を持った少女
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作詞 黒翼色 |
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街中で出会ったのが始まりだった
地のような赤い瞳を持った少女
ルビーのような赤みを持った宝石のような
美しい輝きを放っていた その瞳に移るものは
一体何?君は何を探してここにいるの?
何かを恐れ何かを求め何かを探すような瞳の奥に
古い少女の記憶が再生されているような気がした
それは少女の母親なのだろう その頃の少女の瞳は真っ白
今のようになったのは母親の血をもろに見てしまったから
それが目に映り赤く染まってしまったというお話が再生されてる
冷たくなった母の手は青白く染まり、最期には地にかえった
少女は男を恐れていた 彼女の最愛の人を殺したあの父親を
綺麗に歪んだあの顔が憎い できるものならこの手で葬りたい
見つけ出してみせる あの男の最期を見届けるまでに
最期の顔を見て綺麗に顔を歪めてあげよう あの時のごとく
そして、地にかえって自分の犯した罪の重さを思い知りなさい
そして、最愛の妻にその身に罪の重さを刻んでもらいなさい
二度と会うことはないでしょう 会うことがあったとしても
私は貴方を拒みます 私は貴方をこの手で消してしまうでしょう
いつまでも残るあの父親の綺麗に歪んだ顔が そして、最後に残した言葉が
いつも頭の中で再生されてしまう 消そうにも消せない記憶という名ののテープ
これはこの身が果てるまで生き続け再生されつづけるのだろう
ならば、ありがたく受け取ろう これが父親の残した最後のプレゼントならば
そして、母親の最期の願いならば 私はこのテープを永遠の残そう
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