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泣きむしな空
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作詞 Zacrro 〜柘榴〜 |
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あまりにも突然でした 明日が見えなくなりました。
繋いでいた 手の先に 居たはずの君は…何処にも見当たらない
外は ひどい夕立でした 空が泣いているようでした。
降り止まぬ 雨に打たれ 夕闇の中、捜して ずっと ずっと
擦り剥けた 指先が 痛くて しょうがないけど
何度でも 呼び続けるから 聞かせて、君の声
還してください 僕の君を 残った手の温もりさえ 消えそうで
雨音さえも 雑音に 耳に響いて 君の声が 聞こえない
僕等には 未来があった 明日を夢見て 生きていた。
一瞬の 出来事で 今は、鎖された闇に 迷った
狂ったのは何処からで、僕達は間違ってしまったの?
『運命』だと言うのなら 僕達の還る場所は何処にもないの…
還ってきたのは 変わり果てた その姿の君を そっと抱きしめたかった
それすらも 出来ないほど 君にはもう 触れられないんだね
目の前にした事実に 叫びしゃがれた声は 君を呼び続けているよ
幾つもの 亡キ命ノ為ニ唄フ。 すべてが間違いじゃないと
『偶然』と ちっぽけな言葉で 片付けられた 不条理
消えて逝く 幾つもの 命が泣き叫ぶ 現状
二度と還らない 悲劇に 奪われた 大切な人
悔しくて、、、悔しくて、、、会いたくて、、、会えなくて
触れたくて、、、触れられない 矛盾した世界で一人残された。
助けを呼ぶ声 闇に朽ちて逝く 手を伸ばした先には 光は与えられない
届かない もう君には 明日さえも与えられないんだね
あまりにも泣きむしな空だから びしょ濡れな紫陽花の花
この場所で 咲いている姿は、最期に見た 君の様でした。
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