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Slow Time
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作詞 St‐Heaven |
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グラスの中で泳ぐ光を
取り出して 海の中に逃がす
揺らめく水面(みなも)に七色の魚を
作り出して 午後を過ごした
城を造るのに貯めた砂を
掴みあげて 南風に逃がす
風の流れる軌跡を確認して
空を眺めて 午後を過ごした
繰り返すだけなんだ ここに居る間
太陽の下 意味さえ持たずに
瞬間を遊ぶ ただそれだけ
砂浜に流れ着いた瓶に
悪戯に手紙を書いてみる
「大切な時間などここには無いの」
そう書いて 午後を過ごした
急に降り出した天気雨を
手のひらにいっぱいにしてみる
その雨を空に逆に降らせて
空を笑って 午後を過ごした
もどかしい時間の波 全て忘れて
砂浜の上 意味さえ持たずに
瞬間を遊ぶ ただそれだけ
夕方に吹く風が頬を過ぎる
緩やかな時間をそれが教えて
細波(さざなみ)とグラスで解ける氷が
緩やかな時間を刻み始めて
この場所には何も無い
何も無いからこの場所で
ただ急き立てるもの全て忘れて
追われない時間を感じたい
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