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赤イ雨
作詞 大和屋隼音
もう届かない 僕の声は闇に消え入るだけ

だから、せめてこの西陣を 
あの方が好きだった 赤い赤い色をしたこの布を
墓前に手向けておいてやって下さい。

何もできなかった。
刃毀れした 使えない業物のような僕からの
せめてもの、罪滅ぼしだと。
伝えておいてください…

この布は、二人で見た夕日の色になんとなく似てると思って。
でもよく見たらこの色は、あの方の血の色のようだ。

頭がふらふらとして上手く立てない。
そうだ、あの方が斬られる姿を
ただ、呆然と見ていたこの役立たずも

あの方を斬ったものと同じ刀で
額の端をやられていたんだ。

滴る血が、眼を覆う。
雨が降っている。
赤い雨が。

もう終わりなんだ。何もかも。
僕もあの方と同じ場所へ行けるといいな。


_サヨウナラ。

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歌詞タイトル 赤イ雨
公開日 2005/04/01
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コメント 愛する者を失った人斬りの最後っぽくなってたらうれしいです。
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