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シャイな彼〈下校〉
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作詞 鈴乃 |
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「こいつオレの彼女だから」
これを言われた今日から
私とあなたは公認カップルだね
みんなおどろいていたよ
だって、半年と17日も
付き合ってるんだもん
下校
初めてあなたと一緒に帰る下校
みんながひやかすから
私とあなたは
とってもとってもはずかしかった
でも、シャイなあなたの方から
「送るよ」
立ったこんな言葉なんだけど
私の心は
すっごくドキドキしてる
はずんでる うれしがってる
歩きながら
ただ うれしくて うれしくて
今の顔あなたに見せられない
すっごくにやけてる・・・
シャイなあなたは
私との距離 ちょっとだけ
あけるよね
この距離は心の距離なんだ
少しずつ
少しずつ近くなって
いつか ぎゅ〜〜〜って
あなたと手をつなぎたいな
シャイなあなたは
歩くのがはやいんだ
でもね 私のペースに合わせて
ゆっくり歩いてくれるの
なにもいわずに
ゆっくりと・・・
そんなさりげない優しさ
とても愛しいと思うよ
あなたは私と歩いて
何を思ってる?
何を感じてる?
私はドキドキしすぎて
息がくるしいよ
顔もすごく赤くなっちゃってると思う
チラッと見上げるあなたの顔は
ポーカーフェイス
シャイなあなたの十八番
ずるいよ
何も話さないまま
どんどん家が近くなってきてる
何か話さなきゃ
「家反対方向だけど大丈夫?」
「うん」
「・・・・」
「最近何かおもしろいコトあった?」
「う〜ん・・・別に」
「・・・・」
えっ!?
会話が続かないよ
なにしゃべったらいいか分んない
やっぱり私といてつまんない?
やっぱり無理なのかなぁ・・・
無口のまま家についちゃった
辺りはどっぷり暮れちゃって
真っ暗
あなたが隣にいることしか
分んないよ
あなたは一言
「じゃっ・・・」
「うん・・・」
このとき私の脳裏に
2語の言葉が浮かんだんだ
「別れ」
やだ・・・嫌っ・・・やだよぅ・・・
ポタポタ涙が流れて
止まんない
どうしよう・・・・
今日は泣きつかれて
寝ちゃったんだ・・・
次の日の朝
携帯にメールが一通
「おはよ。昨日はごめん。
緊張しててうまく話せなかった。
今日も一緒に帰ろう。」
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