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蒲公英
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作詞 捺桐 |
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道端に咲く小さな心
摘み取ると小さく微笑った
目に見えないほどの切なさには
気付きもせず歩き出す
立ち止まる事を知らない僕は
傷つく哀しみも知らずに
離れてく君に手を振る事さえ出来なかった
振り向いても良いよ、その笑顔が苦痛なら
哀しんだって何もならない
君に言える言葉
散っていく白い雪にも
明日へ滞る、声にならない
もう、止められない
いつもの風景に開いた風穴
吹き抜ける旋風 君が居ない
もう慣れた淋しい道のりにも
悴んだ掌暖めるのは君で
振りかえりたい、今も覚えてる
冬が通りすぎて春になっても
また思い出す、言えなかった一言
掌に落ちるたったひとつの声
君が好きだった華に祈る
土に埋もれたまま
出て来れない、モドカシイ
まるで、今の私みたい
会いたい、逢えない
あの日振り返って君が居たら
僕は嬉しかった?嬉しかったよ
だからもう一度遠くの君に届けて
雪のように散るたくさんの心
ひとつひとつが僕の想い
遠く離れた君に
届くように、伝わるように
春になった今でも
想ってる、考えてる
君が微笑った顔に似てる
黄色い白い春の雪に乗せて...
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