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入道雲を消す呪文
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作詞 冬の馬 |
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もうあなたの呪文にかからない
鏡に映るあなたに 手は届かない
あなたも私に 届くわけがない
空を翔ける竜の様に…
地を行く獣の様に…
星の下 地球の上で
入道雲はまだかからない
私の心の中はまだ晴れている
でも入道雲がかかるその瞬間に
あなた一人で旅立つ…
だってこの世界は広い…
地球は丸い…
紙ヒコウキを作ってあなたに飛ばす事すら出来ないかもしれない
雷雲を超えあなたに会いたくても会えない
見えてくるこの青い空をひたすら待つ… それだけ
ほら 空を超えよう だって 空は地球より青く広いから
でも あなたを待つのが先
迷ったらその場を動くなって言うんだから
動いたらあなたが帰ってきても 分からないんだから
あなたは呪文を唱えた
でも もう私には届かない もう遅いの
だって 私の心に入道雲がかかったのだから
今度は私が呪文を唱える番
どこか遠くに行ってしまったあなたに 手は届かない
あなたも私に 届くわけがない
私をなでる風の様に…
あなたを見守る空の様に…
宇宙の下 私の上
かかってしまった入道雲
私の心の中はもう雨が降っている
そして入道雲が去るその瞬間に
あなた私の所に帰ってくる…
だってこの世界は広い…
地球は丸い…
紙ヒコウキを作ってあなたに飛ばす事だけひたすらした
空を超えあなたに会いたくても会えない
希望の青い空をひたすら待つ… それだけ
ほら…宇宙へ行こう だって 宇宙は空より青く広いから
でも あなたを待つのが先
迷う事があったらあなたを求めてしまうから
じっと待たなきゃ あなたは来ないから
私は呪文を唱えた
今 あなたも呪文を唱えたなら 戻ってくる
だって 入道雲を消し去る呪文だから
いまは私達が呪文を唱える番
戻ってくるかもしれないあなたに 手が届く日
あなたも私に 届く事になる
耳に残る音楽の様に…
目に映る光の様に…
あなたの下 私の上
入道雲を消し去る呪文を
私の心の中はクモリ時々晴れ
入道雲が完全に去るその瞬間に
あなた私の所に帰ってくる…
だってこの世界は広い…
地球は丸い…
あなたに飛ばした紙ヒコウキはすぐ後ろにある
見えぬものを超えあなたに会いたくても会えない
もうすぐ来るの青い空をひたすら待つ… それだけ
ほら…何処にも行かないでおこう だって どこにも行かないのが一番だから
そう あなたを待つのが先
何もないこの地で立っていることにしたから
無の世界に あなたは来ないから
私達は呪文を唱える
ほら 私達は繋がっている
だって 地球はヒトツしかないんだから
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