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沈丁花
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作詞 トモィ |
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ヨい そこに広がる海が濁る
白く ただ其処に咲く白い花
凍りゆく 海底の澱みは 動く事無く
ひっそりと 散り行く 私の様に
空を染めて
黒い影を止めて
動かない風を睨みながら
馨しい香りは 留まるだけ
私の袂に辿り着く意図が
色を変えて
音を変えて
遣って来るけれども
変わらない相貌に辟易している
凍てついた 氷のような心が
解けることなど 無いのだと
奥底で笑えば良い
白く 咲き誇る花が
そこに有ろうとも
代わり映えの無い景色に埋もれている
雲を染めて
水を掬うその手が
私を解き放つ時を待ってる
私の奥底に眠る 答えが
そこに落ちる光だとしても
眠る 何かが目覚めるまで
あなたが笑うその時まで
私は貝になり
私は魚になり
私は華になり
あなたが解き放つ時まで
ひっそりと ただひっそりと待とう
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