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フキノトウ
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作詞 Greensleeves |
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跪いた後で 苦味感じた 薄曇りの秋
いつ沈むのか計れないライトグレーの陽
引き裂いたハンカチ 歪みを抑えた 浮き彫りの瞳
最後は執拗に乾かないシャーレの中で
僕らはボタン一つで右左へ曲がって行く
地平線を信じられずにある場所へとたどり着く
探すものなどない
そう言い切ってしまえばいい
でも僕には出来ない
冬はまだ明けそうにない・・・
単純明快な足跡見つけてくれ 踏み消すから
後ろを見ないためじゃないんだ でも「過去」なんてない
「あきらめた」と泣く日は来ない
たまには目隠ししてもいい
光景がある限り疑いつづけてるから
僕らはボタン一つで右左へ曲がって行く
地平線を信じられずにある場所へとたどり着く
いつかまたいつかまたというヘリクダリに乗って
ついにバトンは廻ってきた
僕はそれを捨てられない 折れんばかりに握り締めなければならない
四散した影法師は町を形作ってゆく
寂寞を彩る儚いプリズム たぶんそうなんだ
静かじゃないが 静かと言おう
冬は明けたのかなあ
このまぶしさはなんだろう
僕らは佇んでいた
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