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雪の涙
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作詞 クリかな |
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雪がちらちら降ってきた。
私の手のひらに落ちた雪はサッと溶けた。
私の悲しみも雪みたいに、
サッと溶けてしまえばいいのに・・・。
雪はどんどん降ってきて、私の上に積もる。
私は近くの喫茶店に入って
ゆっくりと紅茶を飲む。
なんで、こんなにも私は
悲しいんだろう。
涙がぽろり。
静かに舞う雪をずっと見つめてる。
そんな私が悲しくて、かわいそうで。
熱かった紅茶ももう冷えて、ちょっと苦くなってる。
こんなに、悲しくなるなんて思わなかった。
こんなに、空虚になるなんて、全然思わなかったよ・・・。
私は外にでた。冷めた紅茶をおいて。
私の苦しみも紅茶みたいに
冷たく冷えてしまえばいいのに・・・。
雪はさらに降って、私は訳もなく走る。
私は家の中に入って
ばたっと倒れた。
なんで、こんなにも私は
悲しいんだろう。
涙がぽろり。
窓の外で舞う雪を死にそうな目で見つめる。
そんな私がかなしくて、かわいそうで。
かじかんだ指を撫でながら、大粒涙がぽろり。
こんなに、悲しくなるなんて思わなかった。
こんなに、空虚になるなんて思わなかったよ・・・。
あなたという存在がどれだけ私に力をくれてたか、
わかったよ。
もう、恋なんてしないかもしれない。
でも、私はまた、傷つく恋をしてしまうんだ。
人間て、なんでこんなに弱いんだろう。
私は、訳も分からず涙をこぼした。
大きい大きい涙を。
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