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悠久
作詞 sen
大きな空 小さな影 怒涛の流れ
わたしはひっそり小さな小石

いくらか流れも緩やかな片隅に
自ら望んで沈んでいるのか
疲れ果てたあげくにどうにかたどり着いたのか
わたしはもう忘れてしまった

上流の澄み切った清水に憧れていたのか
下流の果ての大いなる海を求めていたのか
それともこの場にとどまりて歴史を刻むと決めたのか
わたしはどうして忘れてしまった


春をわすれ過去をわすれ自分をわすれ
浅瀬にしずむ小さな小石

カニの子供が遊びにくるとか
誰かがふいに拾い上げ突然世界がかわるとか
あるいは色あせた小石の中で実は輝くみごとな貴石を
夢見たことさえ忘れてしまった


そうして時がすぎゆきて
わたしはアマタの砂粒になって
ようやく最後に不安を忘れる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 悠久
公開日 2002/08/02
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