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Adeus
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作詞 双蝶々 |
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最終電車に揺られ揺られて
誰もいなくなった車内にひとり
流れていく景色眺めながら
小さく息を漏らして視線を落とした
終点が私の住んでいる街
静かすぎるホームが迎えてくれた
無人の改札機を通る私を
冷たい風が吹き抜けていった
あぁもう帰らない幸せなひととき
数時間前までの笑顔はどこに行ったの?
まだ耳に響く「別れよう」の言葉
そんなにあなたに迷惑かけてたのかな…
思えば明後日は記念日だったね
今となっては虚しさしか残らない
冷えきった道を歩きながら
手を取り暖めてくれるあなたはいない
あぁもう帰らない幸せなひととき
一年前の私はどこに行ってしまったの?
まだ耳に響く「さよなら」の言葉
もう一度あなたと手をつなぎたかった
あなたの声もその優しい手も綺麗な瞳も
全部私のものだったはずなのに…
あぁもう帰らない幸せなひととき
あの日交わしたキスも過去の事
まだ耳に響く「ありがとう」の言葉
もう一度あなたと手をつなぎたかった
ずっと二人で歩いていける気がしてた
現実は辛く幻想は甘く
それは私の鮮やかな夢物語
夢幻の渦に溺れていった代償だった
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