|
|
|
祇園原公園
|
作詞 HEDY69 |
|
着物の帯 解けたまま 下駄の擦れる音が 響く
朧月の照らす 広場にて 林檎飴 片手に
真夏の夜の 生暖かい風を 肌に感じる
どこからか 火薬のにおい 犬の遠吠え 彼方に感じ
趣とは その場では 感じられず 記憶に打ち込まれる
だから呆然と その場の 情景に 呑まれるだけ
提灯の灯りの元 浴衣姿の君を ただただ 愛らしく想ふ
無論それも 後の祭りとなって 浴場の僕に 降り注ぐ
手を振り いくら笑んでも 僕は 照れ笑いしかできない
片足下駄で 駆け回る 片手には 林檎飴
君の左手には 金魚が3匹 右手には 線香花火
「一緒にやろうよ」 最後の夏 わずかな 線香花火
|
|
|