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夢と風
作詞 倖邑 普月
夢らしきその世界で 僕は父に会った

子供の僕と父

かすかな記憶

色々な出来事

いろいろな人達

共に過ごし いろいろなことを学んだ友達

確かな言葉があったわけではないけど

けれど僕らの間に流れる空気や会話は

信用しあえる者達にだけ持ち得る空気だと思う

ずっと親友だと思ってた

ずっとそうだと信じてた

だけど

確かめようとはしなかった

問題を先延ばしにしていたのかもしれない

周りへの配慮や 道徳観念からかもしれない

状況を楽しんでいたのかもしれない

・・・ただ――怖かっただけかもしれない

ともかく

僕らはそんな風だった

僕らの風は凪いだままで――

夢の中でも それは同じだった

気持ちを込めて笑いながらも

ただ無言で時を過ごす

そんな  夢

何時か見た遠い記憶

その夢のことは 

誰にも話していない

僕だけの  記憶に・・・―――

目を開けた瞬間

強く風が吹いた

強く吹き込んだ風に目を閉じて

その風に乗せるようにそっと呟く

僕がこれから話すのは

これまでの僕らの先にある話

聞いてしまったら――

答えられてしまったら――

その線を越えてしまう・・・

これはあの頃の僕らの会話

まずはそこから始めるべきなのだろう

風が吹き

僕は再び目を閉じる

風はまだ吹いている

僕には分かる

分かっている――

今聞けば・・・壊れてしまうかも知れないこの友情を

それでも確かめておきたいんだ



たった今

僕はその風に目を閉じる

そうして風が共に去るのを待つ

次にこの目を開けたときに映るのは

僕だけの道

けれど僕は独りじゃない

確かめた気持ちが此の胸にあるから

目の前には 眩しいばかりの僕らの未来

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 夢と風
公開日 2003/02/28
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コメント 第2段ですっ!時の流れよりは少しは成長・・してないかもです;短時間だし・・;(即死)長めだけど読んで下さいっ
倖邑 普月さんの情報
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