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あの雲
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作詞 冬空 |
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秋は役目を終えて 冬にバトンを渡す
寒空に凍えてる 木々の唄が聴こえる
「そろそろ聖夜だよ」
ぽつんと浮かぶ雲に向かって呟く
「お前も独り身かい?」
触れることはできても掴めない
そんな雲のような君の幻
望まないから手に入らないけど
望んでみても手に入らない
ねぇ そんな君を今でも夢に見る
衣替えを始めた 風景を他所にして
体を寄せて歩く 恋人たちの季節
「誰と歩いてるの?」
独り流れる雲に向かって囁く
「何を追いかけてるの?」
目には見えないけれどそこにある
そんな空気のような想い出たち
伝えることのできないこの気持ち
伝えてもそれは一つのまま
ねぇ そんな君を今でも想ってる
あいつに向かって 今日も話しかける
「彼女の幸せを 君も願ってくれよ」
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