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ordinary
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| 作詞 キートン |
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最近出会った頃を思い出す 周りも気にせず
やたらクサい台詞も平気で言えた時代
年とるたび無くなっていく余裕
今じゃ月に一回のデートが限界
もっぱら電話かメールの日々
“昔はこんなんじゃなかったのにな…”
伏し目がちにポツリ 転がる本音
シーソーの真ん中に立つみたいな不安定な関係
流れた時の速さを憂い
君の瞳が物語る二人の距離
ありふれた言葉が一番心に染み込む
頼りなく震える肩に手をそっと置いて
抱きしめてキスした
それが全て伝える術だから
“ズルイね”と呟く君を
なお一層強く抱いてしまう
当たり前だった事が崩れ出す 誰も気にせず
ヒビの入ったガラス戸に更なる一撃を
夜中社内で一人飲むコーヒーの苦み
ギシリと軋み曲がる背もたれの感触
真っ白な天井を睨んでため息
“昔はこんなんじゃなかったのにな…”
細めた視界にポツリ こぼれた本音
がむしゃらに走ってきた 勝ち続けた人生
何の為だと自問自答
やがて浮かんだ答えは君という確信
ぎゅっと手を握った
もう二度と離さないように
はしゃぎながら笑う君に
頬もふっと緩んで
抱き寄せて誓った
ずっと隣にいて欲しい
頷き赤に染まる君を
なお一層強く抱いて
愛おしさを感じながら
動かなくなった街並みに一瞥を
胸で眠る君には過不足無く愛情を
涙流す暇などないさ
これからまだ見ぬ世界へと
歩いてく一緒に
使い古されたって
その意味は普遍なんだから
人は忘れないんだろう
滲み出る感情を
“愛してる”の一言
それだけじゃ伝わらないけど
僕にはそれしか浮かばない
精一杯叫ぶだけ
愛しさを吐き出しながら
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