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グレープフルーツ
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作詞 すぱぁくる |
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あの時
君は少しだけ生き返った
グレープフルーツに砂糖をかけて
美味しそうに食べた
その時
僕が見ていたのは
何かに食われている君だった
君を美味しそうに食う何かのせいで
小さくなった君だった
あの時
君が生きかえったり
グレープフルーツに砂糖をかけたり
食べたりしたことは
僕だけが知っていること
流れ星になって帰って来た
君だけが教えてくれたこと
たった今
君は少しだけ生き返った
グレープフルーツに砂糖をかけて
美味しそうに食べた
僕が思わず手を伸ばすと
微笑んで消えていった
日曜の午後
オレンジ色の部屋
真っ白なシーツの上
黄色いグレープフルーツが
寂しそうに転がる
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