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秋雨の音
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作詞 sanctuary |
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「この秋という季節に出会ってしまったからね」
冗談で言ってみても あなたは何も言わなかった
どんなにあがいてみても 変わらない恋だと知った
私の知らなかった あなたの瞳だった
どうせならぶってほしかった
“わがまま女”でよかった
いちばん優しいキスでお別れなんて言わないで
雨音で消されそうな
あなたが呼ぶ私の名前
もう2度と聞くことはないのね・・・
今まで普通にあった世界が遠のいていく
微かな手の感触も 秋雨に奪われていく
誰もが温もり求め 寄り添って眠りにつく
捨てられた子猫たちは 段ボール箱に―
どんな美しい思い出も 優しい言葉たちも
激しい雨に打たれて 忘れてしまいたかった
けど雨は心には冷たくしてくれなくて
愛しさが増してくだけだった
どうせならぶってほしかった
“わがまま女”でよかった
いちばん優しいキスでお別れなんて言わないで
秋雨の音がそう 私の全て奪ったのよ
かけがえのないはずの人の愛さえも
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