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〜自分〜
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作詞 suraimuak |
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暗闇の中ォレはォレを見つけた
「なんでオレが二人?」
そう自分自身を上から見ていた
「ォレは死んだのか・・・」
それは違った 死んでいたわけではなかった
ォレは寝ていた 枕もとの時計は6時を指していた
いつも聞きながら起きるMD
そのプレーヤーの電源が入り
曲が流れ始めた
「これはいつものォレだ」
不思議に思いながらも
自分をじっと見ていた
やがてォレは起きだし 朝食を取りに行った
いつもどうりに飯を食い
準備をして学校へ出かけた
ォレは自分を追いかけていった
いつもどおり慌てながら出て行くォレを・・・
どうしてこんなことが起きているのか
ォレにはさっぱり分からない
ただ言えることは ォレは今
自分自身を見ているということ
いつものように通学路をテクテクと
歩いていくォレの姿
どう考えても夢としか思えない
しかしそれは夢ではなかった
学校についたォレ 仲間と話し始める
いつもと同じ光景 「どうなってるんだ?」
今ここにいるォレは誰?
そしてそこにいるオレは誰?と
不思議に思っていた
授業中もいつものォレだった
放課後も同じいつものォレ
しぐさ 口調 性格がいつものまま
そんな日が何日か続いた
あるときォレはあることに気がついた
ォレは毎日同じことをやっている
何も変わることもなく ただ同じことを
なんの変化もない生活
ォレはそんな暮らしをしていた・・・
ォレがォレを見始めるようになる前
ォレは今の生活にいやけがさしていた
「もっと・・・もっと・・・」と
ひたすら何かを求めるだけで
自分から行動はしていなかった
自分を見ていて分かった
毎日同じことをしていることが
ォレは気づいたんだ
求めるだけでは何も変わらないということを・・・
次の日 朝おきてみると
天井を見つめていた
ォレはォレに戻った
この変なできごとが嘘のように
また普通の日々が待っている
でもォレはもう毎日同じことを
繰り返すのはやめた
自分という存在が消えるのが嫌だから・・・
自分に気づけなくなるのが嫌だから・・・
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