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I’ve never...
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作詞 凛音 |
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帰り道、人多い通り
陽も短くなってきた秋の空
前に見えるのは君
繋いだ手を恨めしそうに見る自分
逆光で見えないけど
確かに結ばれた指先は
この顔を歪ませるには
充分だっただろう
『羨ましい』って思ってた
瞳は羨望で満たされてた
一緒に居たいなんて言わないから
もう少しだけ見てたかったんだ
沈む夕日は街を呑み込んで
暗闇は二人も覆っていく
見えなくなった安心と
少しの名残が残っていた
指先は悴(かじか)んできて
ケータイのキーが押せないなら
この想いが届く訳なんて無く
涙だけが流れてた
『淋しい』って思ってた
誰か傍(かたわら)に居て欲しかった
最初≪ハジメ≫は誰でも良かったのに
何でたった1人を求めたんだろう
木の葉が舞った大通り
顔を覆う自分
君はもう居ない
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