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〜消しゴム〜
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作詞 suraimuak |
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使うたび削れる消しゴム
使えば使うだけ削れる
使った分は戻ることはない
そう君がくれたあの消しゴムも・・・
僕が消しゴムを忘れたとき
君が貸してくれた消しゴム
「明日返すね」と借りた消しゴム
でももう返せなかった消しゴム
君はどこかへ行ってしまった
僕の手の届かないどこかへ・・・
次の日から君の席に君の姿はなかった
返すはずの消しゴムを握り締め
僕は黙って座っていた
「どうして・・・」と思いながら
時間と共に消しゴムも削れていき
もうなくなりかけていた
僕はまだ君の消しゴムを使っていた
まだ君を忘れられなくて
ついに消しゴムは削れてなくなってしまった
僕は君を失ってしまった
恐かった 恐かったとても・・・
君が本当にどこかへ行ってしまった
僕が君に「明日返すね」と約束してから
何ヶ月たっただろう 僕は約束を守れなかった
君の代わりに全て使い切った
最後の最後まで・・・
君はこの消しゴムを使えなくなった
僕が使ってあげた その消しゴムを・・・
使い切った 君との思い出が
次々と湧き出て消えていった
君はどこかへいってしまった
そう僕は思っていた
僕は君にもう会うことはできない
でも僕の心の中には君がいる
消しゴムを使い切ったとき
「君」という存在を認めることができた
僕は君がいなくなったと
認めていなかっただけ
信じたくなかった 恐かった
それでは君から逃げてるということ
僕は逃げるのをやめた
そして君という存在を認めた
もう僕は一人じゃない
君と二人生き続けている
消しゴムはなくなってしまった
しかし君は生き続けている
そう心の中で僕と君 永遠に・・・
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