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Tears Of Joy
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作詞 きょーすけ |
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路上の隅で誰も聞くことのない 唄を作り続ける一人の人間
ギターケースを開けギターを取り出す 三日月の下必死に叫び続ける
ギターケースは閉じてある 「俺には夢がある」とでも言いたいように
聞くと機械みたいに「俺には夢がある」 つまらない答えを心からあふれ出てくるように
「誰でも同じことを言う・・・」俺は言った どうせ「俺は違うんだ!」また同じように言うんだろう
ところが「そうだみんな同じ気持ちを持ってるんだ」 違った
俺はいつもソイツの唄を聴きに行った 何曲きいただろう・・・
いつも「願う」と言う言葉が入っていた こんなにがんばっている
こんなに一生懸命いたっているのに コイツに「叶う」ということばは
誰も与えようとはしなかった
路上の隅で誰も聞くことのない 唄を叫び続けるアイツ
ギターケースを開けギターを取り出す 新月の下叫び続ける
ギターケースは開けてある 夢を諦めた・・・所詮人間だ
アイツの目は輝いていた 大粒の涙でひたすら流す冷たい悲しみにあふれた涙を
「叶わないのかな?」とっさにその言葉が俺からでた 「夢は・・・・・・・・」アイツは泣きながら言った
「ここに一人お前を希望と呼ぶヤツがいる」俺は叫んだ
アイツはギターケースを閉じた ひたすら歌い叫び続けた
「俺を希望と呼ぶ人がいる限り俺は叫び続ける 願いを諦めようとした俺に叶うといってくれる人がいる限り」
一人・・・また一人アイツを見て立ち止まり 耳を貸す夢のない人間
夢のない人間は涙を流した 悲しそうな涙を
本当の夢をもったアイツは泣きながら 歌った 叫んだ
アイツの涙は暖かそうだった 嬉しそうだった
路上の隅いつものようにアイツの唄を聴きに行く
アイツはいなかった 俺は冷たい涙を流した
帰る途中の交差点 上空からの音楽
振り返る電光掲示板 俺の涙は暖かくなった
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