|
|
|
「遠吠え」
|
作詞 綾川菫 |
|
罪滅ぼしにしては 軽く
償うその背は 儚い
普通の日常を生きてきたのに
今や世間の目は私を“罪人扱い”
獣を見るように遠退く
私を見て拒む人々
有難みなど当に 忘れたこの世界
この世界の終りは 見届けたくても見届けられない
その前に私 この世界から姿を消すから
誰よりも早く 上を目指す
私は負け犬? どう言われようと勝ち誇る
絶望は何よりも 私を苦しめる
優越感など もう要らない
明日に生きようとする思いから
ここから抜けようとする誓い
もうここに来て 早二年
知り尽くしたここを 抜け出すのは容易いわ
もう警備員もおやすみしてることでしょう
こことももうおさらばね
私は負け犬? 罪を捨てて街へゆく
しくじったわ ライトが照らすのは私…
サイレンが鳴り響く
罪滅ぼしのなれの果て また同じ場所へ逆戻りね
まだ諦めてはいないわ ここから抜け出して
幸福という餌を求めて だけれど
私は負け犬 その餌は禁ずるもの
|
|
|