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“ゼツボウ”
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作詞 柚香 |
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冷たい雨があたしの涙を溶かして
無くしてくれるといい
あなたの温もりさえも今は
幻のものと思えてしまうから
暗闇の向こうにはやがて光が
長い旅路にはやがて愛しい人が
全て温かなものが待ってるって
今は思えないよ 何でかな
ああ
人は泣きたくなる瞬間に
心ががらがら音を立てて崩れていくんだね
今まで気づきもしなかったのは
いつも指先には触れられるものがあったから
冷たい風があたしの声を溶かして
無くしてくれるといい
あなたの笑顔でさえも今は
痛みの元と思えてしまうから
泣き出しそうな空の色と重ねた
自分の心は滲んで壊れてる
今あたしの心の中には もう
強いものなんて 無くなって
ああ
人は心の破片を失ったら
声を出さずに表情変えずに泣くんだね
今まで気づきもしなかったのは
いつも手を握れば皆が握り返してくれたから
微かな光にすがりついて
泣いたらあたたかくなれるかなぁ
あたしを包み込むのはいつだって
全て冷たい“何か”だったっけ
何でだろ いつからあたしは
こんなにこんなに弱くなったんだろ
前は涙だって道につまづいた時だって
前に進めるものと思って何かを必死に探してたっけ・・・
ああ
人は幼いころの記憶なんてもの
忘れてると思ってたのに頭の片隅に残ってて
今まで気づきもしなかったのは
“今”って名の現実に流され続けてたから
そんなものだったっけ
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