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意喪
作詞 Sako^CV!
焼き芋屋が来た。良い匂いがしてくる。
お腹が空いた、ちょっくら買ってくるかな?

秋の風がひんやり頬を撫でる。
やきいも屋のおっちゃんは、防寒バッチリ重装備

おっちゃんに小銭渡し、焼き芋を貰う。
銀紙に包まれた、焼き芋はとてもあつそうだ。
銀紙を剥がしてやった、湯気が勢いよく僕の顔に当たる。
秋の風を当たった後だから、余計熱く感じたよ。

自分も焼き芋の湯気みたいに、この世界からいつか蒸発するんだろうなぁ
でも、湯気は今は熱く感じたが暖かい。 暖かさを残し消えていく。
僕もこの世界を、少しでもいい。湯気みたいに 暖かく感じさせるかなぁ。


少し散歩でもする? よし久々にするか!
少し寒いけど これくらいが丁度良い。

落ち葉が僕の足もとで砕ける
小気味の良い音を立てて砕けていった、風に吹かれ飛んでいった。

焼き芋もかなり喰われた、勿論僕に
紫の皮に包まれた部分も喰われていった。
でもまだ湯気は元気に立ち上っている。僕の顔に当たる
最後の一口は強かった、銀紙にへばりついてやがる。

喰い終わった瞬間に見た。銀紙からも湯気が上がっていた。長い時間
まるで、湯気が銀紙に転移したかのように。暖かさを残し消えていく。
僕はこの世界で、他人にも湯気みたいに 暖かさを分けられるかなぁ。

そしてついに湯気は途切れた。僕の頬に秋の冷たい風が当たる当たる
今は、湯気が立っていないから余計冷たい。暖かさを残せなかった。
僕もこの世界で、暖かさが途切れるんだ そんなの知ってるけどあきらめない


暖かさを皆に撒けばいいじゃないか。暖かさを忌み嫌う奴は居ないだろう。

家に帰り、焼き芋屋のおっちゃんから
僕はお釣りを貰ってないのに、気付いた

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歌詞タイトル 意喪
公開日 2004/10/01
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コメント これらはフィクションです。実際の登場人物などとは関係ありません。(\'A`)
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