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雨のベンチ
作詞 makky
降り続く雨
老人がひとり笑った
僕の肩を叩いて
微笑んでくれたんだ

僕は濡れた身体を
乾かそうと逃げ出した
老人は濡れていた
雨の中で微笑んでいた

心地良く
でも冷たい雨
僕には耐えられなかった

老人はまだ
雨の中
ベンチに座って微笑んでいた

止まない雨
僕はひとり閉じ籠った
濡れることを恐れた
乾かせないことを怖れた

老人はひとり
雨に濡れながらひとり
誰に伝えるでもなく
雨に消えていった

悲しいとか
感じはしない
僕の恐れた気持ちは正直だった

老人の最後に
唯、憧れ
雨を受け入れた終わりが

老人の居たベンチ
雨は上がったけど
僕はまだ濡れることを恐れてる
受け入れることを拒んでる

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 雨のベンチ
公開日 2004/10/01
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カテゴリ
コメント ちなみに、僕の肉体年齢も老人です。
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