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-Moment-
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作詞 杏菜 |
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触れられない其の心を閉ざして。
何処まで行けば、彼女は鍵を開けてくれるだろうか。
鮮明な記憶 引き摺り出すのは過酷だったと思う。
でも、逃げてほしくはなかったんだ。
誰より彼女には、
ふっきれる強さがあると信じていたかった。
弱さは僕が支えてあげる。
今までたくさんのものを見てきたけれど、
こんなに儚いものを持った人ははじめてだった。
外見なら強く、それでいて美しいのに…
何よりも壊れそうだった。
徐々に明かされてく真実の中で、
腐敗して行く人の一部を目の当たりにしただろうか。
彼女がこんなにも拘る意味、少しわかる気もする。
笑ってくれない理由は其処にあった。
誰より彼女には、
素直で純粋な心を持ち合わせてていたから。
傷跡は僕が癒してあげる。
今までたくさんの人々に出会ったけれど、
こんなに運命を感じられたのははじめてだった。
逃すわけには、いかないと思ったんだ…
何より彼女が愛しかった。
此処だけの話しになるけれど。
本当は、一目見た瞬間に恋に堕ちていたんだ。
震える身体を…抱きしめたいと思ってた。
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