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『アオイソラ』
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作詞 氷奏 |
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悲しみ・かなしみ・カナシミ
青 ・ あお ・ アオ
何が悲しくて辛いのか見当も付かず
何が楽しくて幸せなのか全く知らず
瞳は色を忘れては求め忘れては求め・・・
心は優しさを知らないまま
歳だけとった大人になる
笑い方を知らない人間が雑踏に紛れ込む
誰も気付かず気に留めない知らん振り
見えない涙が降り注ぐ
幸せを知らない人間は路地裏へ潜り込む
偽善の仮面を貼り付けた大人たちは
優しい偽りの言葉の奥の鋭い刃で傷つけあう
青い・あおい・アオイ
空 ・そら ・ソラ
いつもより高い空を眺めては
変わる事の無い心の中の闇を確認する
変わりゆく時代の中で変らないモノ
紅い悪魔に教わった
醜い人間の『性』なんだという事を
自分もその人間の1人なんだという事を
立ち止まると天上に輝く太陽に手を伸ばす
それを拒む太陽は空を滑り落ちていく
淡い光を放つ月が浮かべば
心は凍える刃に貫かれ
欲望を曝け出す
眠りを知らず
安息の地もなく
癒される事など皆無
血走る目で獲物を探しさ迷う
殺戮の夜が明ければ
罪に意識に苛まれ
紅い涙で懺悔する
限りなく心は荒んでいく・・・
青い空に白い雲
蒼い海に白い波
汚れたカラダは鈍く光る
夜が来る前に
洗い流そうと思った
立ち竦む足の前に君がいた
手を伸ばしても拒まない
救いの腕を出来とめて
涙が形となって流れ落ちる
地に染み込んで
小さな小さな華が咲く
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