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いのり
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作詞 るーん |
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屋根まで伸びた
オリーブの枝に
ちょっとした春を感じて
立ち止まる夕暮れ
湿った素肌に
ひとつにわか雨
悲しいよりも嬉しい
はずだけどなんで
離れて行く飛び出して行く
私の知らない所へ
消えてしまう見えなくなる
伸ばした手は胸の前で
知らなかった事が
わかるようになって
入れ替わる秋の訪れ
そっと目を閉じて
乾いた空には届かない
私の声も涙さえ
鈴虫が泣く頃にはきっと
離れて行く飛び出して行く
私の見えない景色
薄れてしまう消えてしまう
手のひらをそっと隠して
また春が訪れたら
姿を見せて 触れて
私が願うのは
あなたの幸せ
離れて行く飛び出して行く
私のいない世界
見えなくなる届かなくなる
それでも私は
ここで生きてここで朽ちて
あなたのいない世界
そこでいつも私が願うのは
あなたの幸せ
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